このプログラムは、 日本国際保健医療学会の国際保健用語集をオフライン環境で携帯できるように、 国際保健用語集を電子辞書データ(EPWING形式)に変換するプログラムです。 プログラムには、国際保健用語集の最新コンテンツをダウンロードするため、 このプログラムの実行には、インターネット接続環境が必要です。 作成した電子辞書は、インターネット接続環境がないオフライン環境でも使えます。 なお、プログラム自体には一切の国際保健用語集のコンテンツは含まれていません。 本プログラムを使用したことによる一切の損害は補償しません。 自己責任で利用してください。
このプログラムは、主にシェルスクリプトとPerlスクリプトで構成されています。 BourneシェルとPerlを用意してください。 Mac OSXやLinuxなら最初から入っています。 Windowsの方は、CygwinやMingGWをインストールしてください。
FreePWINGが必要です。 最新版をインストールしておいてください。
FreePWINGが対応する日本語文字コードはEUC-JPのみなので、 本変換プログラムも、 FreePWINGに関係する部分のみEUC-JPで書かれています。 その他のファイルはUTF-8になっています。そのほか、sed, head, wget, GNU make, nkf, w3mが必要ですが、 BourneシェルやFreePWINGを用意する時点で、 同時にインストールされいると思います。 nkfやw3mは別途インストールが必要かもしれません。
本プログラムの動作は、Ubuntu 13.10で確認しています。
kokusaihoken-fpw-1.2.tar.gz (4.6 kB)をダウンロードします。
kokusaihoken-fpw-1.2.tar.gz
の内容
ファイル名 | 説明 |
---|---|
getIHD.sh | 全体の処理を実行するメインのスクリプト |
Makefile | GNU make用のファイル |
kokusaihoken-fpw.pl | 国際保健用語集の解析プログラム |
catalogs.txt | カタログファイルの設定ファイル。カタログファイルはEPWING形式構成ファイルの1つ |
ChangeLog | 変更履歴 |
index.html | 今読んでいるこのファイル |
このプログラムは、 日本国際保健医療学会の公式ウェブサイトから国際保健用語集の最新版を取得するため、 このプログラムの実行にはインターネット接続が必要です。
このプログラムにはインストーラが付属していません。適宜、適当な場所でプログラムを実行します。
実行する前に1つだけ自分の環境に合わせて初期設定
(このプログラムにFreePWINGのインストール先を教える作業、具体的には、
環境変数FPWLIBEXECDIRにFreePWINGのインストール先パスを設定する作業)を行う必要があります。
この作業は環境を変えない限り1度だけです。
ターミナルでkokusaihoken-fpw-1.2.tar.gz
を展開したディレクトリに移動し、
getIHD.sh
の上部にある「export FPWLIBEXECDIR=/usr/share/freepwing」の「/usr/share/freepwing」の部分を自分の環境に応じて書き換えます。
例:
/usr/local/libexec/freepwing
/usr/local/share/freepwing
初期設定が終わったら、実際にコマンドを実行します。
$ ./getIHD.sh
すべての処理が成功すると、 カレントディレクトリにIHという名前の辞書ディレクトリが作成されています。 この辞書ディレクトリはEPWING形式です。 このディレクトリを適当なディレクトリに移動させて、 辞書ソフトウェアの設定でIH(国際保健用語集)を辞書ソフトウェアの辞書リストに追加します。 または、IHディレクトリをCD-Rに焼くと市販の電子辞書と同じような取り扱いができます。
kokusaihoken-fpw.pl
に加える正常に動作しない場合は、実行環境やエラーの内容を報告していただけると、 対応できるかもしれません