更新日時: 2018(平成30)年 8月22日(水) 午後04時04分12秒
開発コード名: Xenial Xerus (おもてなしのアラゲジリス)
2018年4月27日(日本時間)にインストールした。 16.04LTSが入っているマシンから、新規に引っ越して18.04LTSを入れた。
$ lsb_release -dcr Description: Ubuntu 18.04 LTS Release: 18.04 Codename: bionic
XorgとWaylandを選べるらしい。 現状を確認。
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
x11
Xorgだった。
解像度の確認
$ xdpyinfo | grep dimensions dimensions: 4480x1440 pixels (1185x381 millimeters)
デュアルディスプレイなので横長になっている。
ibus-mozcを利用ている状態で、Sylpeedに日本語入力がONにならない。 外部エディタの設定でemacsを起動して、メールを書くことでなんとかしのげたが、 本格的な対策が必要。
結論から書くと、Bionicのリポジトリにある古いsylpeed 3.5を捨てて、 最新版(のリリース版の)のSylpeed 3.7.0をtar.gzから入れることで解決。 コンパイルするため、また動作させるためには、 いくかのパッケージをインストールする必要がある。
$ sudo build-essential curl libcanberra-gtk-module
また、パッケージのsylpheedをアンインストールすると、 Sylpheedに必要な依存パッケージがautoremoveで抜けてしまうため、 それを防止するために、手動インストールに切り替える。 それらのパッケージはインストール済みであるが、そのまま手動インストールすればOK
$ sudo apt install libcompfaceg1 libpisock9 libusb-0.1-4 autoremove
desktopファイルを作成する。置き場所は、.local/share/applications/
でもよいが、
とりあえず、デスクトップに置いた。
これでデスクトップのアイコンをダブルクリックするとsylpeedが起動する。
desktopファイルは、リポジトリのsypheedパッケージに入っているものを流用している。
$ cat Desktop/sylpheed.desktop #!/usr/bin/env xdg-open [Desktop Entry] Name=Sylpheed Name[ja]=Sylpheed Comment=E-Mail client Comment[de]=E-Mail Programm Comment[es]=Cliente de correo electrónico Comment[fr]=Client de messagerie électronique Comment[hu]=Grafikus email kliens Comment[ja]=電子メールクライアント Comment[pl]=Klient poczty elektronicznej Comment[tr]=E-Posta İstemcisi Comment[ru]=E-Mail клиент Comment[uk]=E-Mail клієнт Exec=/usr/local/bin/sylpheed %u Icon=/usr/local/share/pixmaps/sylpheed.png MimeType=message/rfc822;x-scheme-handler/mailto; Terminal=false Type=Application Categories=GTK;Network;Email;News; Keywords=lightweight;user-friendly;keyboard-oriented;mh;imap;pop3;nntp;japanese;plugins;gpg; Icon[ja]=/usr/local/share/pixmaps/sylpheed.png
UbuntuBionicでは、仮想コンソールのキーアサインが変わったのか、 スムーズに仮想コンソールに移行できなくて焦った。
キー | 内容 |
---|---|
Ctrl+Alt+F1 | Xに戻る |
Ctrl+Alt+F2 | 割当なし |
Ctrl+Alt+F3 | 仮想コンソール(tty3) |
Ctrl+Alt+F4 | 仮想コンソール(tty4) |
Ctrl+Alt+F5 | 仮想コンソール(tty5) |
Ctrl+Alt+F6 | 仮想コンソール(tty6) |
Ctrl+Alt+F7 | 割当なし |
Ctrl+Alt+F8 | 割当なし |
WindowsXPとディアルブートしている古いノートも18.04にアップグレートした。 1分ほどで勝手にサスペンドになる不具合に翻弄される。 grub2で選択してからログイン画面に移行するまでに2度もサスペンドになるので、 そのたびに電源ボタンを押下する必要があった。 何をするのも1分ほどで電源が落ち(サスペンドされる)、 そのたびに電源ボタンを押下して復帰しなければならず、 しかも、復帰のたびに認証を要求され、 ゆっくりとパスワードを入れていると、 その間に再度サスペンドの落ちるなどの状態で、 設定のGUIを立ち上げることも、gnome-terminalを立ち上げることも困難になった。 sshでログインすると、サスペンドが復帰しやすくなり、できることが増えた。 カーネルオプションにacpi=offをつけると、そもそも起動しない。 apm=on acpi=offも念の為に試したが同じ。
最初は電池が切れたと考えていた。そのため、交換用の電池を入手し、 ノートパソコンの裏蓋を開けて、電池を交換した。効果なし。 基本的に起動しないWindowXPを起動したことで、事態は急変。 WindowsXPだと勝手にサスペンドされない。 つまり、ハードウェアの問題ではなくてUbuntuの問題であることが判明した。 そうであれば、Ubuntu側の対処でなんとかなる可能性が出てきた。
インターネットで情報を探すが、サスペンドからの復帰の問題ばかりがヒットして、 勝手にサスペンドされる現象についての報告が全く見つからない。
サスペンドの無効方法について、複数の方法を試行錯誤した結果、下記で解決。
/etc/systemd/logind.conf
を編集して
HandleLidSwich=ignoreに変更する。
今のところ、正常に動作している。
稀に、どうしてもWindowsで確認しなければならない事項が出てくる。 そのような場合のために、VirtualBoxにWindows10を入れている。
Windows10は電源をシャットダウンするだけでも、 「Windowsの準備をしています コンピュータの電源を切らないでください」と 毎回のように小一時間かかるので、 なるべく起動したくない。 しかし、滅多に起動しないと、終了処理に要する時間がさらにかかると想像され、 それならますます起動したくないと、悪循環である。
久しぶりに起動すると、「Windows10更新アシスタント」というアイコンがデスク トップに出現した。 どうやら大規模アップデートがあるようである。 この専用アプリを起動すると、 Windows10のアップデートにあと8GBが必要ということでエラーに、進まない。 Cドライブの残り容量が4GBしかないので、仮想HDDの容量を50GBから60GBに増やす。 ディスククリーンアップは時間がかかるだけで終了する様子がない。 Windowsはとにかく時間を無駄に喰うOSだ。
$ VBoxManage modifyhd win10_64.vdi --resize 61440 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100%
このresizeに指定する数値は、単位がメガバイトになっている。 60GBの場合は、60x1024で計算する。
VirtualBoxで確認すると確かに60GBになっていたが、 この状態でWindows10を起動してもCドライブは50GBのままで、 増やした容量を認識しない。 Cドライブのパーティションが勝手に拡張される訳ではないようだ。 ディスクの管理でCドライブの拡張を試みたが、 回復パーティションが、Cドライブ領域と増やした10GB領域の間に存在し、 Cドライブを拡張できない。 そのため、まずはDiskpart.exeで回復パーティションを消去して、 それからディスク管理を用いてCドライブを拡張した。 この手順でようやくCドライブが60GBになった。
画面がフリーズするなど何か不具合が生じて、仮想コンソールも使えないときは、 最終手段として別マシンからログインして終了させる方法がある。 まずはsshdを入れる。
$ sudo apt install openssh-server
language Supportで「Add Japanese」を選択し、ibusのmozcを入れる。 Super+SpaceでibusのUSとJapaneseが切り替わるようだ
CP932の日本語ファイル名がzipファイルの中にあると、 展開するときに文字化けする。この対策をしたunzipは、 Ubuntu Japanese TeamのPPAを入れることで対応。
sudo add-apt-repository ppa:japaneseteam/ppa sudo apt-get update
あとでゆっくりとATOX X3をいれることにして、 暫定的にMOZCを日本語入力に使用することにする。 MOZCのツール→プロパティで、 キー設定をATOKに切り替えた。
ntpは標準で入っていないようだ。 ntpとついでにntpdateを入れる。
$ sudo apt install ntp ntpdate $ ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== 0.ubuntu.pool.n .POOL. 16 p - 64 0 0.000 0.000 0.000 1.ubuntu.pool.n .POOL. 16 p - 64 0 0.000 0.000 0.000 2.ubuntu.pool.n .POOL. 16 p - 64 0 0.000 0.000 0.000 3.ubuntu.pool.n .POOL. 16 p - 64 0 0.000 0.000 0.000 ntp.ubuntu.com .POOL. 16 p - 64 0 0.000 0.000 0.000 sv1.localdomain 133.xxx.xxx.xxx 2 u 1 64 1 10.010 11.525 0.000 $ sudo vi /etc/ntp.conf $ sudo /etc/init.d/ntp stop [ ok ] Stopping ntp (via systemctl): ntp.service. $ sudo ntpdate xxx.xxx.xxx.xxx 17 May 23:37:38 ntpdate[11289]: adjust time server xxx.xxx.xxx.xxx offset -0.001041 sec $ sudo /etc/init.d/ntp start [ ok ] Starting ntp (via systemctl): ntp.service.
もしかするとinit.dは後方互換のために残っていて、本当はsystemctlで命令するのが本来の方法かも。
$HOME/bin
や.bashrc
をscpで旧マシンから新しいマシンにコピーする。
.bashrc
には、macOSと同じ機能を持たせるために、
aliasでgnome-openをopenに当てていた。
しかし、gnome-openが入っているlibgnome2-binパッケージをインストールすると、
大量にgnome2関連パッケージが入るので、gnome-openの利用をこの機にやめて、
xgd-openを利用することにする。
xdg-openが入っているxdg-utilsパッケージはすでに入っている。
従来のパッケージ名から名称変更がある場合もあるので、apt-file
を入れておく。
$ sudo apt install apt-file $ sudo apt-file update
$HOME/Mail
を20年ぶりくらいに新規構築する
$HOME/Mail/sent
だけは旧マシンから丸ごとコピー
$HOME/.bogofilter
も旧マシンからコピー
bogofilterをインストール
Bionicのsylpheedのバージョンは3.5
Sylpheedにはいくつかの提案パッケージが記載されている。
$ apt-cache show sylpheed |grep Suggests Suggests: jpilot, sylpheed-doc (>= 20020420-3), claws-mail-tools, bogofilter, bsfilter, curl
jpilotはPalmOSのアドレス帳と連携するために提案されているようだ。 bogofilterはsylpheedの迷惑メールフィルタに必要。curlもないと警告が出る。 迷惑メールフィルタは、bogofilterかbsfilterかどちらかを入れたらOKだろう。 claws-mail-toolsは、sylpheedからフォークされたclawsのものみたいだが、 詳細は不明。
デフォルトのNoto Sans Monoは、行間が広く、逆に視認性が下がっている。 Ubuntu Monoに変更した。
Outlook 2003/2007のユーザは、メールにファイルを添付する際に、他のメー ルソフトでは読めないwinmail.datを添付してくる。原因はOutlookがメールを 送信するときにTransport Neutral Encapsulation Format (TNEF)という形式 で添付ファイルをwinmail.datというファイル名でカプル化するため。
Outlook側で対策がある(というかテキスト形式で送信するようにするという 基本中の基本の作業)が、Outlookはもちろん、Outlook ExpressやWindows Liveメールでもwinmail.datの受信に問題がないらしく、何度言っても、 winmail.datを添付してくる。相手に対策を期待するのは無理という結論。
winmail.datを展開してメールの添付ファイルを取り出すプログラムはいくつ かあるようだ。
winmail.datを添付してくる人に対応するために、 tnef - MIME application/ms-tnef 添付ファイル展開用ツール をインストール
$ tnef --list winmail.dat |nkf
でファイル名を確認できる そのまま展開すると文字化けの日本語ファイル名になる。
$ sudo apt install convmv $ convmv -f cp932 -t utf8 * --notest
ytnef-toolsも同様の機能があるがtnefの方がわかりやすい
shotwellは最初から入っていたのでインストールする必要はない。
$HOME/.local/share/shotwell
と$HOME/Pictures
を旧マシンから丸ごとと移す
電子辞書はEPWING形式のものを使っている。
ebviewをインストールして、旧マシンから$HOME/.ebview
と$HOME/dictionaries
をコピー
プリンタの設定は引っ越す必要はなかった。 設定箇所は、ディバイス→プリンタ。 何も設定していないのに、勝手にネットワークプリンタを見つけて、 ドライバなしにテスト印刷に成功した(「テストページの印刷」を押下)。 「ipps://プリンタ名」になっている。 テスト印刷に記載されているドライバ名はippeve.ppdだった。
inkパッケージを入れる。
$ ink -p "bjnp"
No printer found.
Could not get ink level.
だめだ
Dropboxも使えるようにする。
$ sudo apt-get install nautilus-dropbox
Firefoxは最初から入っっている。 Evernoteのアドオン(Evernote Web Clipper evernote)を追加する。
付箋紙アプリはxpadを使っている。
$HOME/.config/xpad
を旧マシンからコピー
18.04ではつかむところがなくなり、付箋の移動ができないように思えた。
どうやらCtrlを押下しながらだと動かせるみたいだ。
VirtualBoxの引っ越し。
$HOME/VirtualBox VMs
を旧マシンからコピー
$ sudo apt install virtualbox
スペルチェックにはhunspellを使っている。医学辞書もいれる。
$ sudo apt install hunspell $ sudo apt install hunspell-en-gb hunspell-en-med
とりあえずインストールする。 BionicではEmacs25のようだ。
$ sudo apt install emacs $ emacs --version |head -1 GNU Emacs 25.2.2
$HOME/.emacs.d
ディレクトリを丸ごと古いマシンからコピーしてくる。
init.el
の編集。ATOK関連は、とりあえずMOZCを使うので、全面コメントアウト。
$ sudo apt install elpa-markdown-mode auto-complete-el migemo-el elpa-popup muse-el emacs-goodies-el elpa-powerline
elpaが接頭語についたパッケージ名になっている。 そろそろ本腰を入れて、elpaを理解する必要がありそう。
$ apt-cache search muse-el muse-el - Transition Package, muse-el to elpa-muse
muse-elもelpa-museになるようだ。
デフォルトのフォントがおかしい。
このように「、」と「。」の位置が中央になっている。全角文字のフォントを明示的にNoto CJK JPの等幅フォントにする。
;; フォントの設定
(cond (window-system
(set-fontset-font (frame-parameter nil 'font)
'japanese-jisx0208
(font-spec :family "Noto Sans Mono CJK JP" :size 14))
))
直った。
しかし、この設定では文字サイズを大きく表示されたとき、英数字は変動するが日本語が小さいまま。
フォントサイズ指定を削る。
;; フォントの設定
(cond (window-system
(set-fontset-font (frame-parameter nil 'font)
'japanese-jisx0208
(font-spec :family "Noto Sans Mono CJK JP"))
))
直った。
ATOK関連のインストールや設定はおいておいて、暫定的にemacs-mozcを使う。
$ sudo apt install emacs-mozc
設定を$HOME/.emacs.d/init.el
に書く。
;; ;; ====================================================== ;; ;; Mozc ;; ;; ====================================================== ;; ;; 一時的にATOKのかわりにMOZCを使う (require 'mozc) (set-language-environment "Japanese") (setq default-input-method "japanese-mozc") (prefer-coding-system 'utf-8) ;これがないとeuc-jpになる (add-hook 'input-method-activate-hook '(lambda () (set-cursor-color "Violetred"))) (add-hook 'input-method-inactivate-hook '(lambda () (set-cursor-color "#000000")))
mozcを読み込んだあとに、「(prefer-coding-system 'utf-8) 」を入れておかないと、
新規ファイルのエンコードが勝手にEUC-JPになって往生した。
init.el
の末尾に「(prefer-coding-system 'utf-8) 」を入れると、
期待通りにUTF-8になるので、そこから犯人を探すと、mozcであることが判明した。
日本語入力で、驚くほどに応答がもたつく。GeditでMOZCを用いて日本語入力したときの数倍は時間がかかる。 変換候補表示が遅延するので変換ミスも多くなる。 日本語のタイピングスピードに全く追いついていない。
調べてみると、この現象は、変換候補表示をoverlayに設定している(デフォルト)ためということが判明し、 overlayからエコーエリア(echo-area)に変更すると、なんとか入力できる程度になった。 さらに、popup.elを利用して、popupに設定すると、軽快な日本語入力が可能になった。
$ sudo apt install elpa-popup
最終的にinit.el
は下記のようにした。
;; ;; ====================================================== ;; ;; Mozc ;; ;; ====================================================== ;; ;; 一時的にATOKのかわりにMOZCを使う (require 'mozc) (set-language-environment "Japanese") (setq default-input-method "japanese-mozc") (prefer-coding-system 'utf-8) ;これがないとeuc-jpになる (add-hook 'input-method-activate-hook '(lambda () (set-cursor-color "Violetred"))) (add-hook 'input-method-inactivate-hook '(lambda () (set-cursor-color "#000000"))) (require 'mozc-popup) (setq mozc-candidate-style 'popup)
$HOME/texmf
と$HOME/.texmf-var
を古いマシンから丸ごとコピーしてくる。
$ sudo apt install texlive-lang-japanese texlive-luatex texlive-pictures
これで一通りの日本語LaTeX環境が入るのでこのまま使える。 過去のTeXファイルで、特定のstyファイルがなくてコンパイルが通らない場合は、 そのstyファイルを含むパッケージをapt-fileで特定して、どんどん追加でインストールする。 以下は追加したもの。
texlive-picturesパッケージに入っている。
tikzit, ktikz, qtikz という謎のパッケージを発見、あとで検証する。
cranにはまだBionic用のリポジトリが用意されていないが、代わりのPPAが紹介さていたので、 そちらを使う。
sudo add-apt-repository ppa:marutter/rrutter3.5 sudo apt update sudo apt upgrade
cranにBionic用のリポジトリができていたので、移行する。
$ sudo add-apt-repository -r ppa:marutter/rrutter3.5
$ sudo add-apt-repository 'deb https://cloud.r-project.org/bin/linux/ubuntu bionic-cran35/'
ワークステーションをリプレイスしたので、新しいSSH Keyの作成を行う。 GitHubにも使うので、GitHubの流儀に従ってコメントにメールアドレスを入れる。
$ ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "hoge@gmail.com" Generating public/private rsa key pair. Enter file in which to save the key (/home/hoge/.ssh/id_rsa): Enter passphrase (empty for no passphrase): Enter same passphrase again: [以下略]
出来上がった公開鍵id_ras.pub
を、相手先の$HOME/.ssh/authorized_keys
に追記して作業完了。
optipngはpng画像の圧縮方法を変更して、 最小なサイズに変換するプログラム。
$ apt-cache search optipng optipng - 進化した PNG (Portable Network Graphics) オプティマイザ pngnq - PNG (Portable Network Graphics) 画像最適化ツール pngquant - PNG (Portable Network Graphics) 画像最適化ユーティリティ trimage - GUI and command-line interface to optimize image files
同様のものが他にもできたようだ。
$ sudo apt install optipng $ optipng bionic-emac25_01.png ** Processing: bionic-emac25_01.png 478x41 pixels, 4x8 bits/pixel, RGB+alpha Reducing image to 3x8 bits/pixel, RGB Input IDAT size = 19412 bytes Input file size = 19551 bytes Trying: zc = 9 zm = 8 zs = 0 f = 0 IDAT size = 13722 Selecting parameters: zc = 9 zm = 8 zs = 0 f = 0 IDAT size = 13722 Output IDAT size = 13722 bytes (5690 bytes decrease) Output file size = 13837 bytes (5714 bytes = 29.23% decrease)
29%もファイルサイズを減らすことができた。
UbuntuのリポジトリにあるQGISは2.18と古い。また、 プリントコンポーザが機能しなくて、凡例が印刷できない。 QISの本家から最新版(3.0)を入れる。 「インストールする前に、他のリポジトリのqgisとgrass関連パッケージを全て削除しろ」と書いてある。
$ sudo apt purge qgis grass $ sudo apt autoremove $ sudo vi /etc/apt/sources.list $ tail -2 /etc/apt/sources.list deb https://qgis.org/debian bionic main deb-src https://qgis.org/debian bionic main
このままではupdateしても、 「公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした」となるので、 鍵を取得する。
$ wget -O - https://qgis.org/downloads/qgis-2017.gpg.key | gpg --import $ gpg --fingerprint CAEB3DC3BDF7FB45 pub rsa2048 2017-08-16 [SC] [有効期限: 2019-08-16] 61E0 A086 749E 463E DE50 2255 CAEB 3DC3 BDF7 FB45 uid [ 不明 ] QGIS Archive Automatic Signing Key (2017) <qgis-developer@lists.osgeo.org> sub rsa2048 2017-08-16 [E] [有効期限: 2019-08-16]
QISの公式ページに記載された内容と同一なのを確認できたので、 このキーをaptに登録する。その後、updateする。
$ gpg --export --armor CAEB3DC3BDF7FB45 | sudo apt-key add - $ sudo apt update $ sudo apt install qgis python-qgis qgis-plugin-grass
Bionicではgconf
が本格的に消えるようだ。これまで通りgsettings
を使えば良い。
desktopファイルを $HOME/.config/autostart
に放り込んでおくと、ログイン時に自動起動される。
ログインするとgnome-terminalが起動している状態にする。
$ mkdir $HOME/.config/autostart $ cp /usr/share/applications/gnome-terminal.desktop $HOME/.config/autostart/
ログイン直後に起動されるgnome-termilが何故か最大化されるので、 位置とサイズを指定する。他のXアプリと同じようにgeometryを指定する。
$ emacs $HOME/.config/autostart/gnome-terminal.desktop $ head -n 6 $HOME/.config/autostart/gnome-terminal.desktop [Desktop Entry] Name=Terminal Comment=Use the command line Keywords=shell;prompt;command;commandline;cmd; TryExec=gnome-terminal Exec=gnome-terminal --geometry=100x24+200+200
ちなみに、TryExecはプログラムがインストールされているかどうかをチェックするための項目。 ヘルプには、この項目が正しくない状態で自動起動させてはならないと書かれている。 geometryの指定は、幅x行+x+yなので、 100文字24行のgnome-terminalを左上隅から200x200の位置に起動させている。
$ gsettings get org.gnome.desktop.interface gtk-key-theme
'Default'
$ gsettings set org.gnome.desktop.interface gtk-key-theme Emacs
$ gsettings get org.gnome.desktop.interface clock-show-date false $ gsettings set org.gnome.desktop.interface clock-show-date true
Windowの上端にあるコントロールボタン(終了、最小化、最大化)がBionicで は右になったのが気に入らない。使いにくい。
$ gsettings get org.gnome.desktop.wm.preferences button-layout ':minimize,maximize,close' $ gsettings set org.gnome.desktop.wm.preferences button-layout 'close,minimize,maximize:'
xkb-optionsに'ctrl:swapcaps'を追加。
$ gsettings get org.gnome.desktop.input-sources xkb-options
@as []
$ gsettings set org.gnome.desktop.input-sources xkb-options "['ctrl:swapcaps']"
確認する。
$ gsettings get org.gnome.desktop.input-sources xkb-options
['ctrl:swapcaps']
即時反映されたが年のために、ログアウト & ログインする。
Kensington Orbit Trackball with Scrollring
インストール直後は、左右同時押しによる中ボタンクリックが有効になってい ない。Windowsユーザの人たちは理解できないかもしれないが、中ボタンクリッ ク(Xセレクション)が使えることにこそLinuxデスクトップの優位性があると思う。
Xorg.0.log
の位置が/var/log
から
$HOME/.local/share/xorg
に変更されている。Xorg.0.log
の中を読むと、
Primax Kensington Eagle Trackball (/dev/input/event2)として認識されている。
ドライバーはlibinputらしい。
Gnomeではデフォルトで左右同時押しの中ボタンシミュレーション機能を無効にしているとのこと。
いつもの/etc/X11/xorg.conf
を作って、Emulate3Buttonsオプショ
ンをtrueにする作戦は、無効だったので、本腰をいれて調べる。
$ xinput list ⎡ Virtual core pointer id=2 [master pointer (3)] ⎜ ↳ Virtual core XTEST pointer id=4 [slave pointer (2)] ⎜ ↳ Primax Kensington Eagle Trackball id=8 [slave pointer (2)] ⎣ Virtual core keyboard id=3 [master keyboard (2)] ↳ Virtual core XTEST keyboard id=5 [slave keyboard (3)] ↳ Power Button id=6 [slave keyboard (3)] ↳ Power Button id=7 [slave keyboard (3)] ↳ Topre Corporation Realforce id=9 [slave keyboard (3)]
id番号が8番であることを確認。次に、id=8について詳しく見る。
$ xinput list-props 8 Device 'Primax Kensington Eagle Trackball': Device Enabled (150): 1 Coordinate Transformation Matrix (152): 1.000000, 0.000000, 0.000000, 0.000000, 1.000000, 0.000000, 0.000000, 0.000000, 1.000000 libinput Natural Scrolling Enabled (285): 0 libinput Natural Scrolling Enabled Default (286): 0 libinput Scroll Methods Available (287): 0, 0, 1 libinput Scroll Method Enabled (288): 0, 0, 0 libinput Scroll Method Enabled Default (289): 0, 0, 0 libinput Button Scrolling Button (290): 2 libinput Button Scrolling Button Default (291): 2 libinput Middle Emulation Enabled (292): 0 libinput Middle Emulation Enabled Default (293): 0 libinput Rotation Angle (294): 0.000000 libinput Rotation Angle Default (295): 0.000000 libinput Accel Speed (296): 0.000000 libinput Accel Speed Default (297): 0.000000 libinput Accel Profiles Available (298): 1, 1 libinput Accel Profile Enabled (299): 1, 0 libinput Accel Profile Enabled Default (300): 1, 0 libinput Left Handed Enabled (301): 0 libinput Left Handed Enabled Default (302): 0 libinput Send Events Modes Available (270): 1, 0 libinput Send Events Mode Enabled (271): 0, 0 libinput Send Events Mode Enabled Default (272): 0, 0 Device Node (273): "/dev/input/event2" Device Product ID (274): 1149, 8264 libinput Drag Lock Buttons (303): <no items> libinput Horizontal Scroll Enabled (304): 1
Middle Emulation Enabledがゼロ(無効)になっている。これを有効化する。
$ xinput set-prop 8 "libinput Middle Emulation Enabled" 1
この状態で左右同時押しを試すと、きちんとペーストされた。成功!
この設定を$HOME/.xinputrc
に追記。
無事に左右同時押しによる中ボタンクリックのエミュレーションができた。
設定→ディバイス→マウスとタッチパッド→マウスで、 ナチュラルスクロールをONにする。 もとに戻す。デスクトップだと、アンナチュラルの方が良いみたいだ。
ゲーム類は不要なので、さくっと削除。 メールソフトもsylpheed以外を使うつもりはないので削除。
$ sudo apt purge gnome-mahjongg gnome-mines gnome-sudoku $ sudo apt purge thunderbird