awesome

各種設定
CAPSとCTRLの入れ替え
ネットワーク
壁紙
音量アプレットの追加
バッテリ情報アプレットの追加
Scree Lock
日本語化
透過処理
システム監視
使用方法
問題点

awesomeは現代的な機能を有するタイル型ウインドーマネージャ。マルチディスプレイにも対応。他のタイル型ウインドーマネージャより優れている点として、アンチエイリアシングとか透過処理が使える。

UbuntuKarmicにインストールする。リポジトリにパッケージが用意されているので、インストールは問題なし。

$ aptitude search awesome
i   awesome                         - highly configurable, next generation frame
i   awesome-extra                   - additional modules for awesome

ターミナルはデフォルトでgnome-terminalになっているようだ。

Emacs+ESS/Rを使うのに便利そう。

各種設定

読むべきマニュアルは、 awesomerc awesome-client awesome の3つ。gnomeとの両立を目指すため、gnomeの機能や設定を阻害しない程度に、awesomeを設定する。gnomeアプレットを使うと、awesomeの軽快さが少々阻害されるかもしれないが、この点はやむを得ないとする。

CAPSとCTRLの入れ替え

gnome上で設定したCAPSとCTRLの入れ替えは、awesomeでは無効になっていた。 gnomeの設定を受け入れることで解決。

gnome-settings-daemon &

ネットワーク

ログインすると自動的にネットワークに接続する訳ではない。 gnomeのnm-appletを使う。 ~/.config/awesome/rc.lua に下記を追記する。

os.execute("nm-applet --sm-disable &")

これでgnomeのネットワーク接続が使われて自動接続された。トレイに無線ネットワークのアイコンが表示される。

無線の場合はwicdを使う方法もあるらしい

壁紙

本質的なものではないが、壁紙をつける。awsetbgはrootウインドウに表示するだけで、gnomeのバックグラウンドを変更しない。そのためgnome-terminalを背景透過にしても、rootウインドウが透けて見えるわけではない。

そこで、fehを使う。

$ feh --bg-scale hoge.jpg

xearth

もしかするとxearthやxplanetを背景にできるかもしれない。

音量アプレットの追加

gnomeの音量管理アプレットを使う。 ~/.config/awesome/rc.lua に下記を追記する。

os.execute("gnome-volume-control-applet &")

非gnomeな選択肢として、gvtrayもあるらしい。

os.execute("gvtray &")

バッテリ情報アプレットの追加

gnomeアプレットのgnome-power-managerを使う。 ~/.config/awesome/rc.lua に下記を追記する。

os.execute("gnome-power-manager &")

Scree Lock

~/.config/awesome/rc.lua のglobalkeys設定部分に下記を挿入する。xlockはxlockmoreというパッケージに入っている。Mod4 + F12でスクリーンがロックされる。

awful.key({ modkey }, "F12", function () awful.util.spawn("xlock") end),

日本語化

60秒おきに表示する

os.setlocale("ja_JP.UTF-8")
awful.hooks.timer.register(60, function ()
    mytextbox.text = os.date(" %Y.%m.%d (%a) %H:%M  ")
end)

透過処理

X.orgの拡張機能であるCompositeは、ターミナルが実現する疑似透過ではなく、下のアプリケーションがうっすらと表示される本当の透過を実現する。Compositeが有効であるかどうかは下記のコマンドで確認。

$ xdpyinfo |grep -A 5 extensions
number of extensions:    28
    BIG-REQUESTS
    Composite
    DAMAGE
    DOUBLE-BUFFER
    DPMS

Compositeは有効になっているので、xcompmgrをリポジトリからインストールし、 ~/.config/awesome/rc.lua に下記を追記する。

os.execute("xcompmgr -c &")

システム監視

gnomeではScreenletsを使っているが、conkyを使う。xcompmgrとconkyの同時使用には不具合があるので、それを回避するための設定を ~/.conkyrc に書いておく必要がある。

使用方法

WindowsキーがMod4に割り当てられている。

キー 機能
Mod4 + Enter ターミナルを起動する
Mod4 + Shift + q awesomeを終了する
Mod4 + j フォーカスウィンドウの切り替え
Mod4 + k ※同上※(変わる順が上と逆)
Mod4 + 数字 指定した番号にタブを切り替える
Mod4 + ↑↓←→ タブの移動
Mod4 + Space レイアウト変更
Mod4 + m アクティブウィンドウの最大化のon/off
Mod4 + c ウインドウをkillする
Mod4 + Ctrl + 数字 指定したタグをトグルする
Mod4 + Shift + 数字 指定したタグにウィンドウを移動する
Mod4 + Ctrl + Shift + 数字 指定したタグにウィンドウをマージする

問題点